前回の記事では新規に担当してもらった医師に手術を勧められて、手術することを決断し、手術を受けるまでの「手術前検査」、「医師からの手術の説明」を受けたところまで書かさせていただきました。
2021年11月29日(月) 手術前日入院
病院には手術を受ける前日の13時頃には来院するように言われていて、12時50分くらいに到着しました。
ここの病院はみんな個室だと思われます。
この部屋ならストレスなく過ごせると思います。
到着してすぐに唾液採取によるPCR検査を実施しました。
数分後「陰性」と結果が伝えられました。
そのあとは特にすることもなく、テレビを観たり、スマホにダウンロードしてきたAmazon Prime Videoの映画などを観て時間を潰しました。
夕御飯にはカツ丼が出ました。
夜、麻酔科医師と主治医が部屋に来て体調確認しました。
明日は手術一番手で「8時30分から開始」と告げられました。
この日は緊張と、スチーム式加湿器の煮沸音が気になり寝付きが悪かったです。
2021年11月30日(火) 手術当日
手術当日です。
いよいよです。
朝食は無しです。
この日も朝、麻酔科医師と主治医が部屋に来てくれて体調を気にかけてくれました。
時間になり手術室へ歩いて向かいました。
手術台に横になり、点滴により麻酔薬を投与して、吸入マスクを口に被せて、その辺りで意識がなくなりました。
この時初めて知りましたが、「全身麻酔」というものは点滴により薬が投与されて麻酔が効くのですね。
てっきり口に被せたマスクから薬が出されそれを吸入して麻酔が効くものだと今まで思っていました。
手術は1時間30分くらいかかったそうです。
全身麻酔が効いてから意識がなくなりましたが、手術台から自分のキャスター付きベッドに移されている時、一瞬だけ意識があったのを覚えています。
本当に一瞬だけです。
その後、目を覚ましたのは自分の部屋でのベッドの上でした。
目を覚ましたあとは顔全体、特に鼻の辺りにズキズキとした痛みが走ります。
しばらくすると看護師さんが様子を見に来てくれました。
痛みが辛いことを伝えると「カロナール」を飲ませてくれました。
アスピリン喘息持ちはこういう時に強い痛み止めを飲むことが出来ないのが辛いです。
眠気を誘う薬も飲ませていただき、再度眠りました。
そして次に目を覚ましたのは14時くらいだったと思います。
しばらくすると看護師さんが部屋に来て昼食を取れるか確認をしてきたのでお願いをしました。
昼食にはお粥が出てきましたが完食しました。
食べることは大事ですからね。
その後15時くらいにはスマホを触れるくらいに回復してきました。
トイレも自分で行けます。
顔面、鼻の痛みは相変わらずあります。
夕方17時くらいになり、痛みのピークは過ぎたようです。
その頃に主治医の先生が部屋に来て手術結果の説明に来てくれました。
先生の説明では、
- ポリープが思っていたよりも大量だった。
- 目と脳の近くのポリープは周りが腫れていて取り切れなかった。
- 今回の手術でポリープは2/3は取れたけど、1/3は残っている。
- 残りの1/3はそのままにしますか?再度手術しますか?
とのことでした。
どうせなら全て綺麗に取り切ってほしいので再手術をお願いしました。
再手術に少しがっかりしましたが、仕方ないことです。
再手術は1週間後の火曜日2021年12月7日(火)にやることになりました。
また全身麻酔による手術です。
再手術時はPCR検査は不要のようなので、事前入院はなく1泊2日の入院となります。
夕食は仕出し弁当でした。
これも完食しました。
夜、痛みはまだまだありますが早めに寝ました。
この日は痛みであまり眠ることが出来なかったです。
2021年12月1日(水) 退院
朝、医師の診察を終えて退院しました。
鼻の中はガーゼなどがパンパンで、鼻孔には綿球を詰めてあります。
綿球は血が滲んだりしたら自分で取り替えるように言われ綿球を大量に持ち帰りました。
退院予定時刻には母親は迎えに来てくれていて、無事退院することができました。
1週間後の12月7日に再度入院、手術となりますが、一旦帰宅できてホッとしました。
1回目手術の退院後について(12月2日~5日)
鼻の中にはガーゼがぎっしりと詰まっていて鼻呼吸は全く出来ないので、完全に口呼吸となっています。
痛みの方はほとんど引きましたが、鼻呼吸出来ないので辛かったです。
特に睡眠時は熟睡出来なくて辛かったです。
お風呂は湯船に浸かるのは禁止で、鼻に気を付けながらのシャワーのみ許可されました。
アルコールももちろん禁止です。
普段コンタクトレンズを使用していますが、コンタクトレンズの使用もしばらく中止と指示されました。
退院後4日目、鼻の奥の方と喉がモゾモゾして痰を出すようにしたら何やら塊が出てきました。
枝豆2粒くらいの大きさです。
ガーゼの切れ端でしょうか?痰でしょうか?
それ以上は出ることはなかったです。
2021年12月6日(月) 1日だけ仕事へ行く
鼻の中ガーゼパンパン、口呼吸状態で辛かったですが仕事へ行きました。
仕事を休んでばかりでは悪いので出勤しました。
外での仕事は医師よりダメと言われていました。
幸いにもこの日はデスクワークのみで仕事を終えることが出来ました。
2021年12月7日(火) 再手術のため病院へ
再手術のため再度病院へ行きました。
1回の手術で全てポリープが取り切れていたら今日はガーゼを全て除去して術後の処理の予定でした。
今回再手術のため、またガーゼを詰め込んで1週間過ごさなければなりません。
それを考えると少し憂鬱でした。
今回も電車とバスを乗り継いで病院まで行きました。
今回は病院へ着いてその日に手術です。
PCR検査は今回は実施しませんでした。
今回の手術は前回と比べるとだいぶ楽なようです。
病院へ着いたあとは前回と同様に主治医と麻酔科医師と軽い面談を行い、全身麻酔による再手術を行いました。
無事手術が終わりました。
前回と同様の痛みはありますが、鼻での呼吸が少し出来ます。
今回は鼻の中に詰めているガーゼの量も前回と比べると少ないみたいです。
前回と比べるとかなり楽でした。
2021年12月8日(水) 退院
今回も退院時は母親に車で迎えに来てもらいました。
朝の診察を終えて無事退院をしました。
朝の診察では鼻の中の画像等を見せてもらいながら説明を受けました。
鼻の中には11箇所もポリープが出来ていて、かなりの重症状態だったそうです。
医師もここまで多くの箇所にポリープが出来ているのは珍しいと言っていました。
2回目手術の退院後について(12月9日~13日)
今回は前回よりも鼻の中の詰め物が少ないため呼吸などが楽です。
そのため鼻の中に隙間があるため、たまに鼻血がタラーと垂れてきます。
それを予防しようと綿球を詰めると鼻呼吸がしづらくなります。
医師からは「なるべく傷口を乾燥させないで」と言われたので、鼻呼吸はしづらくなりますが、綿球は常に詰めて鼻の中が乾燥しないように心掛けました。
仕事は退院した翌日から復帰しました。
外へ出ての仕事もして、鼻血が垂れてくることもありましたが無理しない程度で仕事をこなしました。
今回は手術の翌日からコンタクトレンズの使用は許可されました。
まだガーゼが詰まっていますが、前回より鼻の通りが少し良くなっています。
匂いを感じることも期待しましたが、この時点では匂いを感じることはありませんでした。
2021年12月14日(火) 術後7日目診察 鼻の詰め物を全て除去
いよいよ待ちに待った詰め物除去の日です。
この日まで長かったです。
午前中は仕事へ行き、午後から病院へ行きました。
今回は自分で車の運転をして行きました。
まず鼻の中にあるガーゼなどを全て取り出しました。
こんなにあるのか!?って思うほど次から次へと鼻の中からガーゼが取り出されます。
すごい大量でした。
ガーゼを取り出したあとは鼻の中の掃除などを行います。
その処置をする前に局部麻酔で鼻の中に麻酔薬の染みこんだガーゼをたくさん詰めます。
これがなかなか痛かったです。
そして一旦待合室へ戻って麻酔が効くのを待ちます。
15分後くらいに呼ばれました。
麻酔の染みこんだガーゼを取り出して、鼻の中を吸引したり色々と処置をします。
ガーゼによる局部麻酔をしていましたが、かなりの痛みがありました。
なるべく綿球を詰めて乾燥を防いだ甲斐もあり、医師からは「傷口は綺麗」と言われました。
そして全てが終わりました。
医師に生活上の注意点など色々と確認しました。
- 綿球はもうしなくていい
- アルコールはダメ
- 湯船に浸かるのもまだダメ
- 海に入る(サーフィン)のは年が明けてからなら良い
- 今まで通り鼻うがいをやるが、しばらくは軽くやる
次は1週間後の12月21日(火)に診察して傷口の確認です。
- ロキシスロマイシン錠150mg
- エンペラシン配合錠(セレスタミン配合錠のジェネリック)
- テプレノンカプセル50mg
車での帰り道、病院を出て少し走ってから飲んでいたコーヒーをクンクンと鼻の近くで嗅いでみました。
するとうっすらと匂いを感じることが出来ました。
この時は凄く嬉しかったです。
おそらく右か左の鼻のどちらかだと思いますが通っていたのだと思われます。
手術後はセレスタミンを飲み続けているので、そのおかげかもしれませんがこの時は嬉しかったです。
夕御飯にお持ち帰りでCoCo壱番屋のカレーを食べましたが、この時はカレーの匂いは感じることは出来なかったです。
お風呂に入った時はボディーソープの香りなどは感じました。
やっと鼻の中のガーゼを全て取り切って鼻呼吸全開での睡眠です。
久しぶりに熟睡出来ました。